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めでたい♪ 2009/01/02(金)
最近は我が家の小ネタ繰りの年賀状に一部から期待の声が上がっておりまして、今思うと、去年の年賀状は出来合いのでやっつけで作った分やし、ちと手を抜いてしもたな、と反省している次第です。 ま、その分、今年のは頑張ったので。 さて、すっかり恒例となった年初の更新作業と昨年の総括です。 昨年最大の出来事は、やはり司法試験に合格したこと、これに尽きると思います。 一昨年の10月から地道に勉強していた、ということは前回書いたと思いますが、その後も前回書いた基本方針をほぼ維持しつつ、とにかく毎日少しでも勉強しよう、とコツコツやっておりました。飽きっぽくて繰り返しを嫌う自分にとってはかなり苦痛ではありましたが、そんなこと言うてられんわ、と地道にやっていた次第です。 もっとも、仕事しながらやないと家計のやりくりが二進も三進もいかん、ということで、短期のバイトを3月いっぱいまで続けていて、バイトをしている間は2時間か3時間、しんどいときはそれこそ30分とか1時間とか、それくらいしか勉強できなくて、実質的には4月以降本試験のあった5月半ばまで追い込みを掛けてなんとかした、というのが正直なところです。 絶対的な勉強量が足りんし、どないしたらええやろ、と思いましたが、もうここまで来たら最低限の知識をきっちり押さえることに専念して、要らんことは極力省こう、とこういう姿勢でやっておりました。後はもう、現場で工夫してやりくりするしかないな、と。 経済的な事情もあり、事前の模試は短答式のものをいくつか受けた程度で、論文式の模試は一切受けませんでした。つまり、一切答案を書くことなく本試験に臨んだということです。 所帯持ちゆえ、いわゆる受け控えをして受験を先延ばしにする、といったこともできず、ある意味玉砕覚悟での受験だったわけですが、自分が思っている以上にプレッシャーがあったようで、間に1日の休みを挟んでの4日間の試験中、初日、2日目と3日目はほぼ一睡もせず、最終日も午後からの試験やったんですけど、明け方まで眠れずと、5日間の合計で10時間も寝てへんのとちゃうか、といった状態で、あぁ、いわゆるハイの状態になってるんやなぁ、と思った次第です。ほんま何やっても寝られへんかったもんなぁ。睡眠導入剤みたいなんを飲んだけど、あれもちっとも効きませんでした。 そんな状態だったので、本試験受験も何が何やらのうちに終わったような感じでした。初日の短答式こそ、まぁこれまでの積み重ねをそのまま出せたかな、という感じでしたが、2日目以降の論文はなかなか頭が回らず、とにかく最低限のことを嘘をつかずにちゃんと書く、ということだけ意識しながら書いたという感じでした。 その後、6月の短答式のいわゆる足切りの結果発表の頃からなんか具合が悪くなり、頭痛が止まらんなぁ、寝てても動悸が収まらんなぁ、と思っていたのですが、頭痛薬を飲んでもちっとも痛みが止まらんし、なんかおかしいなぁ、と思ってたんですね。 で、たまたま献血に行ったときに、血圧が「140-100」あって献血できません、いっぺん医者に診てもらった方がええと言われて、近所の町医者に行ったら、速効で「一生降圧剤飲むことになります」と。 え〜、ほんまかいなぁ、と思いつつ、とりあえず降圧剤を飲んでいたんですけど、今度は副作用からくる別の頭痛に悩まされるようになり、結局去年胆のうを取ってもらった大きな病院に行って再度診察してもらったのでした。 結果として、まだ降圧剤を飲むには早い、様子を見てからでも問題ない、と言われ、1日血圧計をつけてチェックしたりして、とりあえず痩せましょう、薬は飲まなくていいですよ、となったのでした。 その後、自分なりに調べた方法で血圧を下げる努力をして、夏場以降アルバイトに行ってる間もランチはサラダだけにしたり、朝食は野菜ジュースだけにしたりバナナだけにしたり、とあれこれ工夫をして、今はなんとか落ち着いているところです。 たまに脂っこいもんが過ぎたりすると頭痛に襲われるけれど、だいぶマシになったなぁ。カリウム製剤を指定量より控えめにして飲み続けているのですが、それも効果が出ているようです。 ま、そんな感じで体調面に関しては結構きわどい感じやったのですが、司法試験に関してはなんとか合格することができ、何よりもホッとしているところです。ほんまよかったなぁ、とこれだけやなぁ。 9月11日が結果発表の日やったんですけど、今年は去年と違い、もし掲示を観に行って番号なかったらあれやしなぁ、と思い、自宅でネット上の結果発表を待つことにしました。 ネット上の掲示は午後4時半からやったんですけど、毎年5時くらいまで繋がらんので、しばらく待つかぁ、とゴロゴロしていたんですね。で、お茶でも飲もか、と嫁さまに言うて、お茶の用意をしてもらってるときに、マナーモードにしてあった携帯に留守電が入っていることに気づきました。 聞くと、法科大学院の事務からで、「合格おめでとう」のメッセージが。。。 それまでのドキドキ感がいっぺんに吹き飛び、なんというか結末はある意味「チーン♪」て感じやったけれど、一瞬フワッとした感覚に包まれた後、嫁さまに「受かったって」と伝えると、その後1分くらいかな、2人で抱き合って涙したのでした。泣くのかなぁ、と思っていたけれど、自然と涙が出たなぁ。 ただ、それもその1分くらいの、もしかしたら30秒くらいかも知れんけど、その後はふと冷静になり、親や身内、友人やらに連絡して回らんと、と電話したりメールしたりで、気がついたら夜中になっていた、とそんな感じでバタバタしておりました。 ほんと感慨に耽る間もなく、という感じかなぁ。ほんまみんな喜んでくれてよかったです。 その後も、9月いっぱいまで仕事があったのもあるし、なんか淡々と日々が過ぎて、その間にわずか1週間のうちに手続のあれこれをやらんならんという状態で、なんかほんまあっという間に時間が過ぎていった、という感じです。 ほんと湧き上がる思いといえば、よかったなぁ、とこれに尽きます。なんか達成感とかそんなんはちっともなくて、5年のブランクを挟んで18年かかったというのもあるんやろけど、とにかくやれやれ、よかったなぁ、とそれだけで。 そういう思いは修習が始まってからも変わることなく、妙にはしゃぐなんてこともなくて、本当に淡々とした気持ちでいる次第です。 ほんと嫁さまとも、ふと思い出しては「よかったなぁ」と言い合う感じで。 結婚と同時に法科大学院に進み、その後予定より2年余分にかかって試験になんとか合格したわけで、物心両面において本当に迷惑を掛けっぱなしやったので、その恩に報いることができて本当によかった、と何度も言いますが、よかった、という気持ちばかりが起きるのでした。 そうそう、これまで落ちる度にボロクソやった祖父も今回ばかりは労いの言葉のみで、喜んでもらえてよかったな、と思っています。両親もまたしかり。一昨年の春に亡くなった伯母、昨年の春に亡くなった嫁さまの祖母に直接合格の知らせを届けることができなかったのが心残りやなぁ。 ま、そんな感じで昨年はひと区切りつけることができ、ほんまやれやれやな、と思った次第です。 11月27日から司法修習が始まり、大阪で実務修習中で、今は弁護修習に取り組んでおります。大阪組は人数も多く、弁護修習中のメンバーだけでも相当な数で、未だその一部しか顔馴染みでない、という状況で、同期の修習生全員と知り合う機会はないのかなぁ、とそれが少し寂しく感じるところ。 これから夏場まで裁判所や検察庁に行って実務修習を重ねた後、集合修習で和光に行ったり、大阪に戻って選択修習というのを受け、11月半ばには二回試験があって、それをクリアすることができれば、年末には弁護士のバッヂを胸に付けることができる、という状況です。 来年の今頃はよい報告ができますように。 何はともあれ、無理の利かん年齢になってきたので、よりいっそうボチボチやっていこうと考えているところです。 |
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