LUMIX DMC-FZ1 2003/04/05(土) 去年の秋頃でしたか、同い年の行政書士仲間に同じくカメラ好きのやつがおりまして、ある日、「たけちゃ〜ん、ええの出たで〜」と言われ、お〜、手ぶれ補正付きで12倍ズームかぁ、しかもLEICAのレンズ、と思ってあれこれカタログを眺めていたのでした。 デジカメは特価でFinePix 1200を買うて以来、食指が動くことがなかったのですが、引越をして行きつけのラボに通うのもちょっと大変になってたし、最近は性能がいいデジカメが結構お手頃価格で出ていて選択肢も多い、というのもあったし、それなりに使えるのがあればなぁ、と思っていたので、こりゃいい機会や、と相方と早速天王寺のソフマップに行ったのでした。 土曜日やったかな、ちょうど今日から展示、というところで、店のお兄ちゃんが陳列に並べているところでした。見せて、と言うたら快く応じてくれて、あれこれチェック。そこへ、知り合いに教えてもろて見に来たんや、というおっちゃんが。店員とのやりとりを一部始終聞いていたのですが、ひとしきり話し終わりはった頃に、ついつい声を掛けてしまって。 聞けばおっちゃん、カメラのことはさっぱり分からんけど、とにかくええ、というので見に来た、とのこと。で、これはどこがどうええのや、と聞きはるので、レンズがええことや、12倍ズームやけど手ぶれ補正がついてるから少々ではぶれないこと、その他カタログで色々調べていたことを丁寧に説明してあげたのでした。 それが功を奏したかどうかは分からんけど、おっちゃんすっかり買う気になりはって、その場でお買い上げ。色は何がええんやろ、と聞きはるので、デジカメはシルバーが多いけど、そらブラックの方がカメラ分かってるな、と思われまっせ、と言うと、おっちゃん、黒にしはったのでした。売上に貢献したやん。 滅多に人にあれこれ勧めたりする方やないのですが、今回は自分なりに色々調べていて、納得していた、というのもあったので、自分なりの視点でここはええのでは、ということを説明した次第。ちょっと役に立てたんかな、と思うと、ちょっぴり嬉しかったのでした。 結局その場では踏ん切りがつかなかったのですが、欲しいのに変わりなかったので帰って数日経って、すぐにソフマップに電話を入れる。そしたら在庫がない、と。え、もうないの? ん〜、やはりあの時すぐに手を打っておくべきやったか、とちと後悔。あちこち電話して聞いて回ったら、梅田のヨドバシには在庫がある、とのこと。土曜日に伺いますわ、と約束をしたけど、確か次の日の水曜日だかに行ったはず。 相方と落ち合ってヨドバシに行き、わくわく、にやにやするのを一生懸命隠しながら、勘定を済ませたのでした。早速充電して、御堂筋の銀杏並木を撮ってみたけど、お〜、たしかに夜間のフラッシュなしでも手ぶれがない。一番画質の悪いのでもなかなかのもの。聞けば200万画素と今時のデジカメにしてはさして高性能ではないけど、なんやCCDがいいとかどうとか、とにかくうまいこと処理して画質をアップしているとのこと。昔々弟が使っていたRicohのDC-2やFinepix 1200くらいしか触ったことがなかったので、そらそれに比べたら格段によろしですわ。こりゃええもん買うたなぁ、と思ったのでした。 これがLEICAのレンズ、VARIO-ELMARITです。パナのビデオもたしかLEICAレンズって言うてたと思うけど、あれはコーティングだけLEICAの、って話でしたね。きっとこれもそうなんやろなぁ。厳密にはLeitzの、と言うべきなんでしょうか。銀塩カメラの時はマイナー志向が災い?してLEICAには手を出さなかった、というか手を出せなかったのですが、こうやって今回縁があってLEICAのレンズを使うことになったのでした。 絞りは全範囲でF2.8と明るいですね。値段を考えたら妥当なところでしょうか。いや、光学12倍ズームがついてることを思たらすごいことやと思う。しかも、ごっつコンパクトやしなぁ。このカメラ、ボディもかなり軽いんですね。見た目はごついんですけど、持ったら意外なほど軽いです。うちにあるカメラの中でも最も軽快な部類に入るのでは。 起動、終了の時のレンズの出入りがやや遅いですが、普通に使う分には全く問題なしですね。よっぽど条件が悪くない限り、手持ちで撮影してもブレることがないです。ボディが軽くてやや安定感に欠けるのですが、それでもうまいこと撮れる。ズームも軽快に動くし、撮影間隔も割と早いので、ほんと問題なしです。そうですねぇ、気になるのは液晶ではなく、電子式のファインダーを覗き込んだ時に倍率がかなり小さくて、やや見辛いかな、という点。基本的にファインダーを覗いて使おう、と思っていたのですが、ほとんど液晶で構図決めるようになってしまいました。 上の写真ではちょっと液晶の写りが悪いのですが、実際はかなりきれいに映っています。日中も問題なく使えています。電子式ファインダーも液晶も、情報が出るモードと出ないモードがあります。画面の隅っこにうまいこと配置されているので邪魔にはならないですね。親指がちょうど届く範囲にうまくメニューボタンやらが配置されていて、これは結構使いやすいです。どれをよう使ってるか、と考えたら丸いボタンの下側の「REVIEW」ボタンですね。撮ってその場で確認、あるいはいっしょにいる人に見てもらう、というのがサッとできて便利です。 「MENU」ボタンを押したらずらずらっと一覧が出るのですが、そうですねぇ、あんまり使ってないですね。記録の画質をたまにいじるくらい。後はほとんどノーマルで使ってます。コンティニュアスAFっていうんでしょうか、絶えずピント合わせしてくれるモードがあるのですが、そない速写速写ってのはないので、オフにして、普通にシャッターボタン半押しでピント合わせしています。割り当てを替えて「FOCUS」ボタンでピント合わせが出来るらしいですけど、これは使わないですねぇ、僕は。 そうそう、電子式ファインダーのアイピース、ほどよく出っ張ってて覗きやすいです。視度補正も出来ます。 シャッターボタンも大きめで、その前にズームのレバーがついていて、これも使い易いです。手前に連写の小さいボタンがありますけど、連写は使ってないです。モータースポーツで威力発揮でしょうか。 モードダイアルも基本的に赤いカメラのマークのオートと、後は緑の再生が大方ですね。この再生モードはパソコンにデータを移す時にも使います。 なかなか高性能なカメラなのですが、絞り優先AEなんてのはなくて基本的にお任せになります。ポートレートモードで被写界深度を浅くするか、スポーツモードでシャッタースピードを上げるか、そういう感じでちょっと一工夫、はできそうですね。でも、基本的にお任せでもええ感じで写ります。あ、露出補正はありますわ。 マクロモードはワイド側で5cmまで寄れるので、大抵のもんはかなりの迫力でアップにできます。ノーマルモードでも30cmまで寄れるのでマクロモードもそない出番はないかなぁ。 そうそう、動画も撮れます、これ。ただ、縦位置で撮影すると、カメラで再生する分にはいいんですけど、パソコンで再生する時に角度を変えて再生ってのができないので、首を傾げて閲覧することになります。ノートパソコンなら持ち上げて向きを変えたらええかも。 背面にあるボタンを押すと、チャッとフラッシュが飛び出ます。レンズ鏡胴が大きいので、影にならんように上の方に伸びるんやとか。なるほどなぁ。手で押さえるとバウンスが出来る、とのことですが、ほんまに元からそういう意図があったんでしょうか? マニュアルにはそれらしき説明はないんですけどねぇ。 アダプターを取り付けて、こうやってなんとも立派なフードを付けることができます。ただ、これやるとキャップはめられへんのですわ。フード自体はひっくり返しておけるんですけど。ま、そないきつい条件で撮影することもないし、付けたことないです。なしでも大丈夫。 先程のアダプターにNDフィルターをつけたところ。アダプターのおかげでレンズが飛び出ても当たらずに済むのでした。3絞りほど開くことができるそうですけど、これまたキャップが使えないのでめんどくさくて使ってないです。 基本的にいらんことせずに素直に撮ってるんですけど、ええ感じで撮れてますよ。オートやと割り切って撮ったら納得できるレベルやと思います。夜景の撮影はやっぱり安原一式にNOKTONかなぁ、と思っていたのですが、去年の暮れ、ルミナリエに行って撮った写真を見て、ん〜、こっちの方がええやないか、と思ったのでした。それ以来、夜景もこっちを使うこと多し。ラボに出すのがめんどくさい、というのもあるけど。 ま、スキャナをちょっとええのにしたので、フィルムスキャンもできるし、また銀塩でも撮るかなぁ、と思ってるのでした。でも、なかなかぶらりと撮影に行く機会が。(^^; |
LUMIX DMC-FZ1 仕様一覧 | |
電源 | DC8.4V |
消費電力 | 2.6W(液晶撮影時) 2.4W(ファインダー撮影時) 2.4W(液晶再生時) 2.2W(ファインダー再生時) |
カメラ有効画素数 | 200万画素 |
撮像素子 | 1/3.2型CCD、総画素数211万画素、原色フィルター |
レンズ | 光学12倍ズーム f=4.6-55.2mm (35mmフィルム換算 : 35-420mm)/F2.8 |
デジタルズーム | 単写 : 3倍、連写 : 2倍 |
フォーカス | コントラスト検出、オート/マクロ スポットAF(スポットモード) |
撮影範囲 | 通常 : 30cm(W端時)/120cm(T端時) - ∞、マクロ 簡単モード時 : 5cm(W端時)/120cm(T端時) - ∞ |
シャッターシステム | 電子シャッター連動メカニカルシャッター |
連写撮影 | 4コマ/秒、最大7コマ(スタンダード)/最大4コマ(ファイン) |
動画撮影 | 320 x 240画素、10コマ/秒、音声付き |
ISO感度 | オート/50/100/200/400 |
シャッタースピード | 8 - 1/2,000秒 動画 : 1/30 - 1/2,000秒 |
ホワイトバランス | オート/晴天/曇り/白熱灯/セットモード |
露出 | オート 露出補正(1/3EVステップ、-2〜+2EV) |
測光方式 | 評価測光/スポット測光/(スポットモード) |
液晶モニター | 1.5型低温ポリシリコンTFT液晶(11.4万画素) |
ファインダー | カラー電子ファインダー(11.4万画素) (視度調整付き、-4〜+4dioptor) |
フラッシュ | 内蔵ポップアップ式 撮影範囲(ISO100時) : W端時 : 約30cm〜2.1m/T端時 : 約120cm〜2.1m オート/赤目軽減オート/強制発光/赤目軽減スローシンクロ/発光禁止 |
マイク | モノラル |
スピーカー | モノラル |
記録メディア | SDメモリーカード/マルチメディアカード |
記録画素数 | 1600 x 1200 / 1280 x 960 / 640 x 480(静止画) 320 x 240(動画) |
クオリティ(圧縮率) | ファイン/スタンダード |
記録画像ファイル形式 | |
静止画 | JPEG(DCF準拠、Exif2.2準拠)、DPOF対応 |
音声付き静止画 | JPEG(DCF準拠、Exif2.2準拠)+640 x 480画素 QuickTime Motion JPEG(音声付き静止画) |
動画 | QuickTime Motion JPEG(音声付き動画) |
インターフェース | |
デジタル | USB/SERIAL(携帯電話/feel H"(H")接続用) |
アナログビデオ/ オーディオ |
NTSC/PAL コンポジット(メニュー切り替え)/ オーディオライン出力(モノラル) |
端子 | |
SERIAL | 8ピンジャック |
USB | 5pin Mini USB |
アナログビデオ/ オーディオ |
Φ2.5mmジャック |
DC IN | EIAJタイプ3ジャック |
寸法(幅x高さx奥行) | 114 x 70.3 x 83.3 mm(突起部除く) |
質量 | 約318g(本体) 約350g(メモリーカード、バッテリー含む) |
推奨使用温度 | 0℃〜40℃ |
許容相対温度 | 10%〜80% |
専用バッテリーチャージャー/ACアダプター : DE-928A |
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定格出力 | DC 8.4V、1.2A(デジタルカメラ時) DC 8.4V、0.65A(充電時) |
定格入力 | AC100-240V、50/60Hz |
入力容量 | 25VA(100V)、35VA(240V) |
リチウムイオンバッテリーパック : DMW-BM7
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電圧/容量 | 7.2V、680mAh |
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