安原一式 2000/08/15(火) 昨年の五月初めに予約して一年余り待って、ようやく届いた、初めて自前で買うたカメラです。確かMacLIFEやったと思うんですけど、Mac関連の雑誌でチラッと見て、今時の全自動のカメラとは違っていじるのが楽しそうなカメラやなぁ、と思いました。予約待ちでいつ来るか分かれへんけど、そういう作り手の思い入れのあるカメラをゆっくり待つのもいいかな、と思って予約したのでした。 届いた時の第一印象は、「あぁ、昔のカメラってこんなんやったなぁ」というものでした。親父がこんなん持ってたっけっていう感じで、とても懐かしい思いがしました。手に持つと今時のプラスチックで出来たのと違ってずっしりと重い。シャッターを切ると「チャッ」と軽快な音。フィルムの巻き上げはレバー。ピントを合わせるのも、露出を合わせるのも自分でやらんとアカンので、コンパクトカメラしか使ったことのない僕には手に余るカメラではあるのですが、いじっててほんま楽しいな、と感じるのでした。 レンズは別売りと聞いてびっくりしたけど、ええカメラってそういうもんらしいですね。コンパクトカメラにはレンズが最初からついてて交換なんてしないから、そんなもんやと思ってました。そこで一式が届く前から雑誌などを見てあれこれレンズを探してたのですが、Lマウントレンズという、昔のライカが使うタイプのレンズってあまり新品で作ってないそうです。中古のレンズを見たら、本体より高い。むぅ・・・、と思ってたところ、コシナというレンズメーカーがLマウントレンズを作って出してるというのを聞いて、たまたま中古カメラ屋でそれが置いてあったので、他のとつけ替えながら見栄えなんか見て、結局このノクトンという50mmレンズにしたのでした。 レンズだけ見たら結構大きいかなぁ、って感じやけど、こうやって一式につけてみるとなかなかええ感じ。キヤノンの50mmレンズもええなぁ、と思ったんですけど、レンズが曇っててこれはあきませんわってお店の人に言われて、結局第一印象を大事にしてこれにしたのでした。モダンな感じですけど、一式も形式は古くても今時のカメラって感じなので、ちょうど合っててええ感じやと思います。 ファインダが50mmのフレームしかないので多分この組み合わせであれこれ撮ると思います。一番使う頻度が多くなるやろなぁ。ずっと大事にしたいですね。親父はこんなん使ってたんやでって子供に言えたら最高ですね。 |
安原一式 仕様一覧 | |
方式 | レンズ交換式35ミリレンジファインダーカメラ |
レンズマウント | ライカL |
シャッター | 縦走り金属幕フォーカルプレン 機械制御式 1〜1/2000秒,B |
同調速度 | 1/125以下 |
同調方式 | ホットシュー及びシンクロターミナル |
セルフタイマー | 機械式10秒 |
ファインダー | 倍率1倍 パララックス自動補正 |
測距 | 二重像合致式連動距離計 |
測距連動範囲 | 測距連動範囲1m〜無限遠 |
測光 | SPDによるTTLシャッター幕面反射測光 レリーズボタン半押しでファインダー内に測光結果をLEDで表示 |
フィルムカウンター | 機械式自動順算 裏蓋開放により自動リセット |
本体材質 | アルミダイキャスト |
外装 | 全金属 |
大きさ | 138×80×35(mm、突起物含まず) |
重さ | 500g |
電源 | SR44型酸化銀電池2個 (電池なしでも露出計以外の全機能は使用可能) |
開発コード名 | T981 |
関連ページ | 安原製作所 /「一式」について カメラ (T981) Yasuhara hands on (Classic Camera Profiles) |
Voigtlander NOKTON F1.5 Aspherical 仕様一覧 | |
焦点距離 | 50mm |
口径比 | 1:1.5 |
最少絞り | 16 |
レンズ構成 | 5群6枚 |
画角 | 46° |
絞り羽根枚数 | 10枚 |
最短撮影距離 | 0.9m |
最大径 | φ60mm |
全長 | 54.5mm(フード込み) |
重量 | 243g |
フィルターサイズ | φ52mm |
マウント | Lマウント |
その他 | 距離計連動機構付 |
関連ページ | コシナ / Voigtlander NOKTON |
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