易占で粒焼 1999/10/17(日) |
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雷沢帰妹の三爻変、雷天大壮に之く
思い通りにいかない。機が熟していない。事の始めに無理がある。強行すると悔いが残る。 |
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本調子やない、いうことでしょうか。前回の卦でやや上向きかなぁ、と書いたのですが、また厳しい卦が出てしまいました。六十四卦の中でも最悪の警戒を発しています。ただ、どうしようもない、ということではないようです。
「帰妹」というのは若い娘が嫁ぐという意味で、本来は喜ばしいことです。しかし、上卦の雷(震)が意味する長男と下卦の沢(兌)が意味する三女が結ばれるのは不自然だということで、バランスが取れていないとされるようです。 ここから、分不相応の相手だと最初はよくても後々苦労し、長続きしない。すなわち、最初に無理をすると、後で修正を試みても、ボタンの掛け違いのように最後まで尾を引くことになるということを意味します。 ただ、何もかもダメだというのではなく、若い娘が嫁ぐという喜ばしいことであり、大事なことであるから、方法や時期などについて最初に慎重に考えなければならない、ということなのでしょう。 その辺りは互卦が、すでに勢い自体が下降線を辿っていることを示していることからもよく分かります。とにかく無理したらアカンで、と。しかし、綜卦、錯卦が一歩一歩着実に、順を追って片づけていけば、解けない問題はないとしています。 とかく、調子が悪くて、何もかもうまくいっていないようなときは、よくよく考えずに思いつきで物事を決めてしまったり、やってしまったりします。しかし、機が熟しないまま無理をすれば、結局一からやり直しとなってしまう。なんとかなるやろ、と都合のいいように考えてしまいがちですが、それではアカンで、と戒めているんですね。 ここはグッとこらえて、今どうすればよいのか、しっかり考えればいいと思います。出だしをしっかりとして方向を確実なものとすれば、後は自ずとよい方向へと流れていくものです。なんかアカンなぁ、と思うことがあれば、もう一度自分はどうすべきか、よく考えてみるといいですね。 ほな、また。 |
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