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What you see is what you are...by まろたけ個人的粒焼(フォーム)
易占で粒焼
2000/02/27(日)



天火同人の上爻変、沢火革に之く

 同じ考えを持つ者が周りに集まって来る。類は類をもって集まる。常識にとらわれず、小異にこだわらず、今は果敢に進む時であり、チャンスを逃さないこと。
 孤独は一面、煩わしい人間関係に悩まずにすむ。動かない方がよい。
 長い間続いたものを改めるのは容易ではない。時期が熟さないと成功しない。

 相変らず好調が続いているようですね。今は自分の真実に従って前進する時のようです。

 同人とは志を同じくする者を集めることをいいます。そのような同志が集まることで一人では乗り切れなかった困難な状況もクリアできます。

 真の同志を得るには自分にも力量、器量が問われるものです。力ある者を惹きつけるにはそれなりの力を持っていなければならない。それと同時にそのような力ある者を見抜く眼力も必要とされます。

 そのような同志は本来赤の他人を指します。元々繋がりのない者との間に新たな結束ができる。そういう不思議な巡り合わせが威力を発揮するものであるとのこと。

 天火とは昇り進む火をもって天を追いかけること。すなわち天火同人とは天下に広く同志を探し求め集めることを示すのです。

 互卦によれば異質な出会い、未知との遭遇が予見されます。それも偶然に。綜卦によればそのようにしてできた繋がりが進展し結束を固めると勢いを増してますます発展するであろうとのこと。しかし、錯卦はそうなるとおごりが生じて時に裏切りや離反をもたらすおそれがあると戒めています。やはり手放しで喜んでいてはいけないようですね。

 人は自分の器量の範囲でしか他人を理解することができません。人との繋がりはほとんどの場合、お互いを完全に理解することは難しいものです。勝手に理解したつもりでいることが多い。憶測や誤解が元でいずれ関係がこじれ、互いに不信感を抱くという帰結になることも少なくありません。それゆえ、人との付き合いにおいては、分からないことも多々あるのだと絶えず気をつける必要があります。

 しかし、天火同人にいう同志は憶測や誤解などのない、全て理解しうる仲間のことをいいます。自分のことは分からないけれども、相手のことはほとんど100%正しく理解できる。そういう繋がりを持てる者がこの世のどこかにいるそうです。

 そのような同志と出会えば、確かに心強いものですね。ただ、そういう同志は思いがけないところで見つかるものだと出ています。いかにも出会いそうな場所ではないんですね。

 この卦が出た場合、まず何か誤解していることが自分にないかをただし、その後思いもかけないところに気をつけることです。そうすれば意外な、しかし自分にとり力となる何かを見つけることが出来るでしょう。

 ただ、無理に動かない方がよいともいっています。この辺りは解釈が難しいところですね。人の力に頼むばかりでなく、時に自分の力だけを頼りにする事があってもいいのかもしれません。長い間の習慣は確かに改めるのは難しいですが、時期が熟していると思われるなら思い切って方向を変えてみるといいですね。基本的には思い切った行動に出てよいと示していると考えていいでしょう。

 ほな、また。

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