LOMO SMENA8M <2001/12/04(火) 放出済み> 2001/01/20(土) すっかりカメラのハード面に惹かれてしまった私。しかし、お金がないのであまり高いのは買えません。そこで、安くておもしろそうでそれでいてちゃんと基本は押さえているカメラをあちらこちらと捜し回るようになったのでした。で、たまたま検索ページで見つけた「鈴木商店」さんでゲットしたのがこのSMENA8M、通称スメハチです。 パッと見はチープな感じがしますが、レンズ鏡胴はアルミ製やし、前面のプレートもアルミやし、見た目よりかは重たく感じます。それなりにしっかりしてるなぁ、いう感じ。それに、ロシアのレンズはかなり質がいいらしいです。実際写りはよかったし。(^^ で、完全なマニュアルカメラなので、全部自分でやらなあきません。とはいえ、レンズの周りにある黒い部分を適当に回してフィルム感度(レンズ周辺向かって右側の黒い数字)を設定すると、後は絞り(レンズ周辺向かって左側の赤い数字)が自動で決定されるので、その後に距離を適当に把握して、その日の天気を大体こんなもんかと決めて、後はパチリと撮ればちゃんと撮れています。そう難しく考えなくてもいいですね。詳しい操作の仕方はこちらを参考にして下さい。 詳しく見ていきますと、まずレンズの向かって左手にあるレバーでシャッターをチャージします。で、これがですね、シャッターを切るとレバーがジャーっというて上がって来るんですけど、慣れないうちはボディを支える中指に引っかかるんですね。(^^; で、引っかかると自然とシャッタースピードが遅くなる(途中でシャッターが一服しているようなもんです)ので、天然?のスローシャッターも楽しめるという・・・、ちょっとちゃうかな。(^^; ということで、僕はこんな風につまむような感じで持つようにしています。:-) 次にレンズ鏡胴の根元にあるお天気マークでシャッタースピードを指定します。よう見てもらったら分かると思いますが、丁寧に右側面にシャッタースピードが印刷してあって、お天気マークと連動するようになっています。シャッタースピードの勉強をするにはいいかも。(^^ そんな大雑把でええんかいな、と思いますが、ちゃんと写ります。ま、細かいことを気にしてたらあきませんわ。でも、気にしないその寛容さにちゃんと応えてくれるカメラやと思うなぁ。 それからレンズ前部を回して距離を合わせます。これも適当でオッケー。ISO100やとF11くらいになるんですが、大体1.5mから無限遠にピントが合ってしまうので、あまり気にしなくてもオッケーなのでした。ちなみに絞りはフィルム感度と連動しているわけですが、自分で絞りをいじるのはもちろん可能です。ま、でも、ボケ味がどうとか気にするようなカメラやないしなぁ。それに、絞りを開くとピントが合わせにくいのでめんどっちぃです。 そうそう、この距離目盛、距離によって人が一人、二人、たくさん、風景のマークがついているのですが、上の写真にある1mのところの人一人だけなぜか横向きになっています。撮影者から見て左に寝転んでる形になります。単に幅が狭くて横に印刷したんか、それとも寝転んでる女性を撮影するためっていうのか・・・。(^^; あ、髪型からして女性なんですね、これ。 で、撮り切ったらファインダーの上にあるちょっぽりを引き出してフィルムを巻き戻すのですが、実はこれだけでは巻き戻せません。シャッターボタンを押しながらやないと巻き戻せないんですね。最初それに気がつかなくて、なんぼ回してもちっとも動かなくて指がまっ赤っかになってしまいました。適当にやってたら気づいたけれど、ま、それはMacで培った経験がものをいうたかな、と。(^^; でも、鈴木商店さんのページにちゃんと載っていたのでした。行き当たりばったりでやるのは危険なので、やっぱりマニュアルとか説明書きとかはちゃんと読んでおくのがいいです。 それと、これは背面にあるフィルムカウンタなのですが、これが最初謎でした。フィルムが入ってない状態ではなんかくるくる回ってるんですね、触ると。巻上げダイアルを巻上げるとグルグルグルって回ってるし。普通フィルムカウンタは一目盛りずつ回るもんやと思っていたので、こりゃおかしいなぁ、と思っていたのですが、実はこれ、巻上げる度に一回転よりちょっと多い目に回って、ちゃんとカウントしていくというものなんですね。たまたまフィルムをセットした時に目盛りが0に合って適当に写している内に気がついたのでした。でも、これ、ふたを開けたらリセットするというわけではないので、フィルムを入れた時に自分でいじって0に合わせる必要があるそうです。(^^; カウンタのセットもマニュアルってところが渋いなぁ。;-) それから、ロシア製レンズ全般にいえるそうなんですけど、逆光に弱いそうです。で、こちらのページや鈴木商店さんとこのページを参考にして自前でレンズフードを作ってつけてみました。お〜、それっぽいやないか。でも、最初に作ったのは長かったかして、撮った写真に全部影がついていたのでした。(T.T) 今は改良したのを使っています。っちゅうても、ちょっと切り取っただけやけど。(^^; それと、別に使ってるわけやないけど、こんな豪華?なケースがついていました。一応皮です。最近のスメハチにはビニールの安臭いケースがついてるって聞いてたので、ちょっと得したかな、と思っています。使わないのに。(^^; ちなみによく言われる臭い匂い、これにもちゃんとついてました。カビ臭いです。でも、懐かしい匂いでもあるのでした。;-) え、写真を一点追加いたします。機能的に変わりはないんですけど、珍しいというのでプレートが黒のモデルもゲットしてしまいました。(^^; 雰囲気はガラッと変わりますね。 |
LOMO SMENA8M 仕様一覧 | |
形式 | 35mmコンパクトカメラ |
使用フィルム | 35ミリフィルム |
画面サイズ | 24x36ミリ |
レンズ | T-43 40mm/F4 |
ファインダー | 等倍ファインダー |
撮影距離 | 1m〜無限遠 |
フィルム感度設定 | ISO/ASA:16、32、64、125、250 |
シャッター | 1/15〜1/250秒、B |
シンクロ接点 | X接点、シンクロターミナル付き |
電源 | 不要 |
大きさ | 116x78x60mm |
重さ | 259g |
関連ページ | 鈴木商店 LOMO SMENA8M(鈴木商店内) Range Finder LOMO SMENA8M(Range Finder内) Lomo Smena8M(Fantastic Camera Gallery内) 自家製フードの作り方(hashさん) LOMO LOMO Communist Cameras |
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