Nikon F4 2000/09/20(水) 親父の事務所に立ち寄った時にごっついのが置いてあるのに気がついて、聞くと使わないから中古屋に売るとこやという。カメラに興味が湧いてきた頃でもあり、しかしNikonのカメラを買おうとはちっとも思ってなかったので、くれと言うたらやるわということでもらって来ました。 ごっつ重たいんですよ、これ。ほとんど荷物がなくてこれ一つ提げて帰ってきたんですけど、肩が痛くなりました。こんなので気楽に撮れないなぁ、と思ったなぁ。 で、マニュアルやらどっかやってしまったということで使い方がちっとも分からず、最初は裏ぶたを開けるのから苦労しました。妹のキヤノンEOS-1000やと横にポッチリがついててそれを押したらガバッと開くので、てっきりそうやろうな、と思ったんやけど、どうもそれらしいのがない。結局巻き戻しノブの辺りにある小さいレバーを引きながら巻き戻しノブを引っ張ると開くのが分かったのは二日ほどしてからでした。 そうそう、裏ぶたを開けたらですね、シャッター保護用のハトロン紙のようなものがくっついてたのでした。要は一度も使わずに10年近く寝かしてたことになりますな。当時の最高機種を買ったはいいが、使いこなせなかったということでしょうか。確か昔のNikonを使ってたはずやけどなぁ。Nikon Fとかその辺のを見たような気がします。あれは売ってしもたんかな。 で、とりあえずパチパチ撮ってたんやけど、さて今度は巻き戻し方法が分からない。一応手動で巻きあげができるらしいけど、うんともすんとも言わない。で、結局二ヶ所レバーを引っ張ることで自動で巻き戻すというのが分かったのがまた二日程してから。 それから、撮影モードやら露出補正レバーやら他にも機能が盛り沢山なんですが、ちっとも分からんのでした。で、結局ほとんど絞り優先オートで撮ってる次第。一度間違ってシャッターモードを連続にして、押した途端バシャバシャバシャって言い出した時は焦りました。壊れたか、思た。 レンズがこれまたごっついのがついてます。専用ケースにすっぽりはまることを考えると、標準的なセットでついてくるレンズやったんかなぁ。35mmから135mmまで使えるので、その点では結構使いでがあるのでした。マニュアル撮影も出来るけど、ピント合わせがレンズの先っちょの方にあるんですね。で、それを回そうと思うと、その間この重たいボディを右手だけで支えんとあかん。いや、一応左手は添えてるんですけど。(調べてみたら、これはどうも親父が選んでつけたレンズみたいです) ほんま一々大変な思いをするカメラなのでした。プロ用というけど、プロは大変やなぁ、と思います。一応下にええ加減やけど分かる範囲でスペックを書いておきます。 |
Nikon F4 仕様一覧 | |
形式 | モーター内蔵35ミリ一眼レフ電子制御式フォーカルプレンシャッターオートフォーカスカメラ |
使用フィルム | 35ミリフィルム(J135パトローネ入り) |
画面サイズ | 24x36ミリ |
レンズマウント | ニコンFマウント(AFカプラー、AF接点付き) |
交換レンズ | CPU内蔵AFニッコール=AFなどフル機能使用可 CPU内蔵AI-Pニッコール=AFを除くフル機能使用可 それ以外のニッコールレンズも制限ありながら使用可 |
ファインダー | アイレベル式マルチフォトミックファインダー標準装備、ハイアイポイント仕様、視度調節機構内蔵、ホットシュー、ファインダースクリーン補正ダイヤル、アイピースシャッター付き フォトミックアクションファインダー、高倍率ファインダー、ウエストレベルファインダーと交換可能 ファインダー視野率=約100%(対実画面) 倍率=約0.75倍(50ミリ、無限遠、-1.0DP) アイポイント=約22ミリ(保護ガラスより、-1.0DPのとき) |
ファインダー内表示 | (イルミネーター付き)LCD(液晶)表示=露出モード、露出表示、露出警告、測光モード、マニュアル露出値、露出補正値、AEロック、フィルムカウンター LED表示=ピント表示(合焦、前ピン、後ピン、ピント警告)、露出補正マーク、レディライト(SB-24・23・22・21B・20・16B等使用時に充電完了で点灯、調光範囲外で点滅警告) 光学式表示=設定絞り値 |
ミラー | クイックリターン式 |
AF方式 | TTL位相検出方式、ニコンアドバンスAM200センサーにより検出、測距可能範囲=EV-1〜18(ISO100・20℃) レンズサーボ=シングルAFサーボ(S)モード、コンティニュアスAFサーボ(C)モードおよびマニュアル(M) フォーカスロック可能(ダブルロックレバー使用時には同時にAEロック) |
露出制御 | P(標準プログラムオート)・PH(高速プログラムオート)・S(シャッター速度優先オート)・A(絞り優先オート)・M(マニュアル) |
測光方式 | TTLマルチパターン測光/中央部重点測光/スポット測光切替え可能 マルチパターン測光=マルチフォトミックファインダー装着時に測光可能、マルチセグメントSPD2セルによる5分割方式、縦位置センサー付き、AF・AI-S・AIレンズ使用時に測光可能 中央部重点測光=マルチフォトミックファインダーおよびフォトミックアクションファインダー装着時に測光可能、中央重点度約60% スポット測光=約5ミリ相当を測光、全交換式ファインダーにて測光可能 |
測光範囲 | EV0〜21(ISO100・F1.4レンズ)、ただしスポット測光はEV2〜21、マルチパターン測光時の制御範囲はEV0〜16 1/3 |
フィルム感度設定 | DX方式、マニュアルのいずれも可能(マニュアル優先)、DXモードでDX以外のフィルム装填時は外部LEDの点滅警告とともにレリーズロック 連動範囲=DX時:ISO25〜5000、マニュアル時ISO6〜6400 |
露出補正 | ±2EV補正可能(1/3EVステップ)、補正中はファインダー内に露出補正マークおよび補正量を表示 AEロック=AEロックボタンによるBVメモリー方式 |
シャッター | 電子制御上下走行式フォーカルプレンシャッター、シャッターバランサー付き S・Mモード時:T・B(Mモード)、4〜1/8000秒(1EVステップ)、X(1/250秒)、Tはメカニカル制御 P・Aモード時:30〜1/8000秒 |
セルフタイマー | 電子制御式、作動時間約10秒 |
シンクロ接点 | X接点のみ、1/250秒以下で同調、SB-16B・20・22・23・24等でTTL自動調光、TTLプログラムフラッシュ(Pモード時)、マルチ制御バランスシンクロ可能、SB-24使用時後幕シンクロ可能、TTL自動調光時のフィルム感度連動範囲はISO25〜1000 ホットシューおよびJIS-Bソケット付き |
フィルム巻上げ | 内蔵モーターによる自動巻上げ、S・CH・CL・CSの切替え可能 S:1コマ巻上げ CH:高速連続巻上げ4.0(5.7)コマ/秒(1/125秒以上) CL:低速連続巻上げ3.3(3.4)コマ/秒(1/125秒以上) CS:超低速連続巻上げ0.8(1.0)コマ/秒(1/125秒以上) バッテリーパックMB-20(LR6x4本)使用でAF-Cモードの場合の平均値、( )内はハイパワーバッテリーパックMB-21(LR6x6本)使用の場合 フィルム装填はイージーローディング、レリーズボタン操作によりフィルムカウント1まで自動空送り(シャッター、ミラーは不作動) |
フィルム巻戻し | 内蔵モーターによる自動巻戻し(R1・R2レバー操作による)、巻戻し時間約8/12秒(LR6x4/LR6x6、36EX)、巻戻し終了時フィルム先端を巻込んで自動停止、手動巻戻し可能 |
裏蓋 | 蝶番式(取外し可能)、データバックMF-22、マルチコントロールパックMF-23、および250マルチコントロールパックMF-24と交換可能 |
電源 | バッテリーパックMB-20(LR6x4)、ハイパワーバッテリーパックMB-21(LR6x6) |
電源スイッチ | 給送モードセレクトダイヤルのLを解除し、レリーズボタン半押しでスイッチON、16秒後自動OFF |
電源チェック | 半押しタイマー16秒:電池有り、0秒:電池消耗、表示消灯:使用不可 |
三脚ネジ穴 | 1/4インチ(JIS規格) |
その他 | プレビュー、ミラーアップ、多重露出可能 フィルムカウンター=LCDによるファインダー内デジタル表示および外部カウンター表示 外部警報LED=DX警告、シーケンスエラー警告、フィルム終端表示、フィルム巻戻し表示と警告 |
大きさ・重さ | バッテリーパックMB-20付き:約168.5x117.5x76.5ミリ、約1,090グラム ハイパワーバッテリーパックMB-21付き:約168.5x138.5x76.5ミリ、約1,280グラム(ボディーのみ、電池を除く) |
関連ページ | Nikon ニコン物語 第1回 遡るニコン史 〜 Nikon F4 ニコン物語 第2回 遡るニコン史 〜 F4 |
AFズームニッコール35〜135ミリF3.5〜4.5S仕様 | |
画角 | 62°〜18° |
構成 | 12群15枚 |
最少絞り | F22 |
フィルター径 | 62ミリ |
最短撮影距離 | 1.5メートル |
大きさ | 72.5x109ミリ |
重さ | 685グラム |
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