• 雑文

 なんやかや言うて秋らしい秋もないまま冬になっていくんかなぁ、なんて思っております。急に冷えたわぁ、思たら暖くなるし、どないやっちゅうねん。

 

 ま、それはさておき、急に冷えたりすると体調を崩したり、風邪を引いたりします。喉が痛いのは難儀ですよね。唾を飲むのすら辛い。昔はごっつい綿棒のついた「のどぬーる」とかいうのを使ってましたが、あれはきついです。かーっ、うぇ。喉の痛みに加えてえづくので涙がとめどなく溢れてくる。しかし、あれはなんで首から上が前に行ってしまうんでしょうか? そうか、気道が塞がれるんか、あごを引くと。

 

 最近は「のどぬーるスプレー」とかいうのがあるので、「かーっ、うぇ」からは解放されるようになりました。沁みて痛いのは変わらんけどね。それに結構望みのところに当てるのが大変で、山ほど甘苦い液を飲まんならんことしばし。

 

 それに比べて鼻水とか熱が出るとか悪寒がするとか、そういうのは痛みという点ではマシですね。しんどいのには変わりないけど。でも、ティッシュでかみすぎると鼻が痛くなるけど。そんなときにたまたまニキビなんて出来てたら最悪。

 

 しまった、前振り長くなってもた。

 

 今回書こうと思ったのは風邪薬の話です。子供用の。他の病気の薬もよう似たもんなんかなぁ。

 

 こないだ外食したときに甥っ子が食後の薬を飲んでいました。あの柔らかいプラスチックのボトルに入った液体の飲み薬。病院に通ったらもらえるやつです。あれ、ちょっと匂い嗅いで舐めてみたんですけど、おいしいですね、最近のは。ちょっといけてないカルピスウォーターみたいでした。まぁ、もっと頂戴って思うほどやないけど。

 

 僕らが子供の頃の飲み薬ってめっちゃまずかった記憶があります。色も土色というか、何色というかもう形容のしようがないほどまずそうな色。特に僕が通ってた小児科は漢方薬を取り入れてるところやったので、かなりきつかったのを覚えています。僕の兄弟はみんなあれを飲んで、幾度となくもどしてたと思う、涙流しながら。

 

 で、あの手の飲み薬を我が家では「げぼ薬(ぐすり)」とストレートに呼んでおりました。まずさを表すにはなかなかグッドなネーミングやと思う。見た目が吐瀉物に似ているからというのではなかったと思います。まぁ、似たようなもんやけど。

 

 大人になった今では苦い薬も一瞬我慢して飲めば、その一時だけ辛い思いすればいいだけで済むと分かっています。が、子供にはその理屈が通らない。一瞬我慢するのすらイヤ。そこで、我が家では牛乳でうめるという作戦を採っていました。牛乳で割れば苦味もマシになるやろ、と。

 

 が、やっぱりまずいもんはまずいんですね。で、頑張って半分ほど飲むけど、あかん、もうちょっと牛乳入れて、となります。また頑張って飲むけど、やっぱりアカンわ、もうちょっと入れて。飲んで牛乳足して、飲んで牛乳足して、飲んで牛乳足して。実は苦痛は長時間に渡って続いているのだと気づくことなく、げぼ薬と格闘していたのでした。

 

 今はその経験を活かして飲み薬に限らず固形の薬も大概のものは水なしで飲めるようになりました。それはそれでやりすぎ。

 

 まぁ、でも、そんな苦労やらなんやらを経て、今の時代、薬もジュースや飴ちゃん感覚になってきたんでしょうねぇ。口の中で薬を舐め転がすなんて想像もつかんかったもん。チュアブルやて。

 

 「まぁ、薬でおいしかったいうたらぎょう虫を殺すチョコボールくらいやったなぁ。もう一個欲しいってよう言うたわ。」なんてしみじみ呟いたら、「うまくなかったやろ〜。」と弟につっこまれたのやった。

 

 やっぱり昔から味覚がおかしいのかも。とほほ。

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